2020-07-10 地方の武士団に立てられる、源氏の「貴種」たち 地方の実力者たちは、中央政府に対抗するために、源氏の「貴種」たちを擁立して、自分たちのための政権づくりに役立てようとします。 ・源頼朝に対する、伊豆の北条時政。 ・木曾義仲に対する、信濃の今井兼遠。 ・源義経に対する、陸奥の藤原秀衡。 ・源希義に対する、土佐の夜須行宗。 などが挙げられます。
2020-07-07 アンチ平家の誕生 治承・寿永の乱は、治承4年(1180)から元暦2年(1185)にかけて、全国各地で6年間にわたる大規模な内乱です。 源頼政の挙兵から平氏の滅亡までという、源氏と平氏の合戦、源平合戦ともいわれていますが、内実はむしろ全国的な地方武士の反乱でした。 続きを読む
2020-07-02 出家する武士たち 平安末から鎌倉時代には、多くの武士達が出家していった。 この時代の仏教運動を進めた僧たちも武士出身者が多く、名前を挙げると、 浄土宗の開祖・法然。 本格的な禅を日本に伝えた臨済禅の祖・栄西。 時宗の開祖・一遍。 続きを読む
2020-07-01 都人の東国への偏見 『吾妻鏡』の"吾妻"とは古い言葉で、"東"のことを指す。 和歌で「吾妻」と使われれば、枕詞で「鳥が鳴く」と続きます。 では何故、鳥が鳴くなのでしょうか? 続きを読む
2020-06-29 画期的な鎌倉幕府 律令国家における武士達、その代表的な人たちは、朝廷に敵対する夷狄や反逆者たちを討伐し、その武名を京にたずさえて、社会的なステータスを上げていった。 平将門の乱を鎮圧した、平貞盛。 前九年・後三年の役を討伐した、源頼義・義家。 源義親の乱を討伐した、平正盛(平清盛の祖父)。 続きを読む