こだわり歴史塾

私が調べた人物の歴史を中心に、歴史の事を書いていきます。

武士団の構成

武士団は、血縁関係と主従関係を根幹とする、戦闘を生業とする集団です。

 

 

では、その基本的な構成はどうなっていたのでしょうか?

 

 

まず【本家】を中心として、そこと血縁関係のある【分家】の「一族」「家子(いえのこ)」が周辺を固めている。

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この本家と分家、それぞれの家の内部に、親子や兄弟が含まれていて、その他に血縁関係のない「家人」や「郎党(郎等)」「郎従」他に、「所従」「門客」「伴類」と呼ばれる人たちがしたがっています。

 

こここまでが騎馬に乗ることができる【騎馬武者】で、いわゆる「一騎」「何百騎」と数えられる人たちです。

 

 

 

この「一騎」につき、馬の口取り役、飼い葉の世話役、兵糧の運搬役を務める「下人」「所従」2、3人が徒歩で随行していました。

 

 

 

 

大雑把にではありますが、これらの武士団が、「〜氏」(例えば、三浦氏、千葉氏)と呼ばれるときは、トップの力が強い統制力の取れたピラミッド型の組織です。

「〜党」(例えば、秩父党、武蔵七党)と呼ばれるときはトップの統制力の弱い連合体組織であるとされます。