赤旗と白旗のルーツは?
紅白歌合戦や運動会の紅組・白組、この由来は「源平合戦」から来ていることは、有名です。
源氏が白旗
平氏も源氏もそれぞれ戦の時に、この旗を押したてて戦いました。
ではどういう理由、いつ頃そうなったのかというと、未だに不明だそうです。
一説には中国の影響が強いともいわれています。
源頼朝が、白旄の旗=唐牛(からうし)の尾をつけた旗、を使っています。
それに中国では、赤は邪を払う色として認められていました。
ただ日本でも古代から、赤と白という色を好んでいて『万葉集』にもこの2色を詠む歌が多いと言います。
赤は、太陽、火、光、華やかさをイメージさせた。
白は、清浄、神秘の色とされてきました。
平氏は安徳天皇を擁していたので、錦の御旗を掲げていました。当然、その御座船にも錦の御旗は立てられていました。
それ以外の船ですが、平氏には漁師なども乗っていて、彼らは鮫よけに赤いフンドシを締めて、時にはそれを旗の代わりに船に立てていたといいます。
鮫よけの意味を知らない、源氏の兵からは、それが赤旗に見えたというのです。
どこまでが本当かは分かりませんが、面白いお話だったので、載せておきます。